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ゲームボーイカートリッジも電池交換せよ(後編)


 前回に引き続き、ゲームボーイも毒牙にかける
電池交換シリーズの集大成。
完結編でもある後編、いよいよスタート。

今回は、上級コースなので
難易度、面倒くささ共に、前回の初級、中級を凌いでますが
最終目的は同じ「 新しい電池に交換する 」であります。
なお、掲載している写真は「 ゲームボーイカラー 」のカートリッジですが
その他のバッテリーバックアップカセットでも応用できます。

 ※ もう一度、注意書き

自分で電池交換を行う場合
下手をするとゲームカセットが故障する場合もあるかもしれません。
交換するのなら、そこは覚悟の上で作業してください。

それともう一つ、チップや基板の端子部に直接手を触れると
故障する可能性があるようです。 Σ(ノ°▽°)ノ
特に冬場は静電気が発生しやすいので要注意。
念のため 家庭内の金属製品に手をつけて
体の静電気を逃がしてからの作業をオススメします。
↑ ココ前編のコピペ <(_ _)>

この方法では、作業中に電池の温度が上がってしまいます。
電池の半田付けは短時間(できれば数秒間)で作業を済ませないと
電池が液漏れを起こす可能性が大です。

さらに!! 最悪の場合、電池が破裂する恐れがあります。

難易度 & 危険度が高いので、半田コテの扱いに慣れていない人は
今回の電池交換作業は ご遠慮ください。

と言うか、正直、あまりオススメできる方法ではありませんので
ゲームボーイカートリッジも電池交換せよ(前編)
引き返した方が無難でしょう。

ここから先は実験的にトライしたものとお考えください。

 ☆ 上級コース

すでに、カセット(カートリッジ)の分解が
終わっているものとして進めます。

必要な物

1.小さなマイナスドライバー
2.ビニールテープ(今回は作業台の代わりに使用)
3.ラジオペンチ(必須)
4.半田コテ(できれば基板用の温度が低い半田コテ)
5.ヤニ入り半田(できれば基板用)
6.フラックス

これと新しい電池も忘れずに。

 ゲームカセット(カートリッジ)の基板に半田付けされている
電池金具と電池を半田コテを使って外します。

半田コテで電池金具の半田溶接部分を溶かします。
この時、電池の下に先の細いマイナスドライバーなどを入れて
ドライバーを持ち上げるようにしながら半田コテを当てていると
半田が溶けた瞬間に金具が持ち上がって外れます。
プラス、マイナスの両方の金具共、同様に外します。
↑ ココ前編のコピペ <(_ _)>

gb cartridge11.jpg

基板にも表示があるけど
赤〇がプラス、青〇がマイナス。
また、金具にはプラス用とマイナス用があり
さらに表と裏もあるので覚えておこう。

 次に、電池に溶接されている金具に
油性マジックで電池の外周に合わせて線を書き目印にします。
後で新しい電池に金具を付ける時、元と同じ位置に付けないと
基板に半田付けする位置がズレてしまうからマズイでしょう。

目印を付けたら金具を2つ共、取っ払います。
小さなマイナスドライバーを、電池と金具の隙間に入れて
テコの原理でグリグリッと外すんだけど
これがなかなか手強い相手で、簡単に取らせてくれない。
気合を入れて金具を外したら
ラジオペンチで挟んで、できるだけ真っ直ぐに伸ばそう。

 番外編 金具の外し方パート2。

必要な物

・ミニルーター(最近では数百円で売ってるのもある)
・ダイヤモンド砥石(先端が球形で直径2ミリくらいの物)
 ミニルーターに付属してる場合あり、また100円ショップでも売ってる。
・ドリル刃(ミニルーターで使えるやつ、2.3か2.4ミリ)

工具マニアな管理人スペシャル。
ドライバーでこじると、金具が曲がるので
それを嫌って、この方法でやってみました。

 まず、電池金具の溶接されている場所を確認。
1ミリほどの大きさで、色が違う点が2箇所あるはず。
そこの溶接されているポイントを
ミニルーターとダイヤモンド砥石の組み合わせで削る。
溶接箇所から外れないように注意。 ヾ( ̄o ̄;) ココ重要!

gb cartridge03.jpg

だいたい こんな感じでプラス側とマイナス側を両方削る。
根性さえあれば、このままダイヤモンド砥石で削り続けても良いけど
途中でドリルとバトンタッチします。
ダイヤモンド砥石で削った凹みに、ドリル刃を合わせて削ります。
少し削ったらマイナスドライバーを電池と金具の間に入れて
外れるかどうか確認。
外れなければ、また少し削り、再度確認。
取れたら、もう片方の凹みを削る。
 ※ この作業はドリル刃だけでは不可能(ドリル刃が逃げる)。
   必ずダイヤモンド砥石等で凹みをつける。
   ドリルで金属に穴を開ける時は
   普通、ポンチで凹みを入れてから行うのですが
   精密作業でもありますし、この方法にしました。
時間もかかるし、かなり面倒な作業ですが
上手くやれば金具がほとんど曲がらないまま外せます。

だけど、万人にオススメできる方法じゃないですね。

小さめのマイナスドライバーを
電池と電池金具の間にもぐりこませて
力技でこじ開けるた方が、作業時間的にも早いでしょうし簡単です。
以上、寄り道終わり。

 電池に溶接されていた金具が取れたら
金具と新しい電池を合体させる作業に入ります。
今回もリチウムコイン電池【 CR1616 】です。

さあ、ここからが上級コースの真髄です。
ホームセンターでフラックスを買ってきましょう。

gb cartridge07.jpg

この写真は板金用のフラックスと半田のセットです。
半田もフラックス用が付属しているセット物を購入。

「 アルミ以外の金属で使える 」との事。
ステンレス用のフラックスも売ってましたが
オールマイティな汎用性の高さに期待して板金用をチョイス。
 ※ フラックスは強酸性です。
   皮膚に付かないよう細心の注意を払って取り扱ってください。
   軍手とか、手袋を着用した方が無難です。
   それに最悪、目に入ったら・・・・・怖いですねぇ。
 さて、電池と金具のプラス、マイナスを確認しつつ
フラックスを使って半田付けします。

gb cartridge08.jpg

ビニールテープの上に電池を乗せた簡易作業台。
他に適当に台になりそうな物があれば何でも良いな。
それと、電池の表と裏の中心(半田付けする場所)を
サンドペーパーで こすっておくと、半田の付きが良くなるかも?

写真では電池のプラスが上なので、金具は真っ直ぐなのを使います。
金具をラジオペンチで挟んで保持します。
電池の真ん中にフラックスを1滴ポタリと垂らし、そして
金具の裏(電池と接触していた面)に、フラックスを1滴垂らし
その金具の上に2ミリぐらいの長さに切った半田を乗せ
半田コテで溶かします。

※ もし、電池に半田を乗せて、半田が溶けるまで加熱させたとしたら
   電池の温度が上がりすぎてしまいます。
   なので、先に金具の上で半田を溶かすのが良いと判断しました。

均一に、溶けた半田が広がったら裏返し
半田コテは金具に当てたまま、電池の中央に押し付けます。
ラジオペンチがブレないように気をつけよう。
この時、金具に引いたマジックの線に合わせること。
電池から金具の出具合を、元とだいたい同じにするためです。

「 ジュッ 」と心地よい音がしますが
そのまま、電池の中央、目標の位置に貼り付けるようにするイメージです。
位置がズレたら台無しなので慎重に。
ほぼ、一発勝負だと思ってください。

上手く貼り付けられたら
ウェットティッシュで余分なフラックスを、キレイに拭き取ります。
(フラックスの説明書には、水洗いすると書かれてたけど
  電池を水で洗うのは いかがなものか?)

続いて、反対側も同様にフラックスを使って半田付けします。

ここで注意する点は
・半田付けの位置をできるだけ、元の金具の位置と同じにする。
  これが難しい・・・1ミリや2ミリのズレは許容範囲かな。
  ショートさせないように取り付け位置に気をつけるのと
  半田をたくさん付けすぎるも禁物。
  もし、金具が長く外に出すぎたら
  ペンチで曲げるか切断するのも一つの方法。
  短すぎたら、溶かしてやり直し。
  (電池の温度を上げたくないので
    出来ればやり直したくないのですが)
・表と裏の金具はできるだけ、平行になるよう半田付けする。
  慎重かつ、丁寧に頑張るしかない。
・電池が高温になるので、この作業に時間をかけすぎない。
  時間をかけすぎると、電池がイカレてしまいますよ。
  (これで電池を1個ダメにしました)
古い電池で練習してからにしよう。

gb cartridge09.jpg

しかし、汚いなぁ・・・ヘタクソ。

 最後に合体した電池と金具を、ゲームの基板に半田付けします。

金具のプラス、マイナスに注意して半田付け。
半田コテを長時間基板に当て続けると
高温になり故障の原因になるから ( T∇T)・・・ 作業は手短に。
半田が足らないようなら、ヤニ入りの半田を溶かして
接続部分に足してやります。
これらも全て、練習あるのみ (*^ー^)/ ファイトー
↑ ココ前編のコピペ <(_ _)>

gb cartridge10.jpg

基板に半田付けされた、電池と金具。
見た目はちょっと悪いけど、タフですよ。

 〇 上級の長所
・電池と金具の固定が頑丈そのもの。
 どこからでもかかって来い!!
 ● 上級の短所
・モタモタしてると半田付け作業中に熱で
 電池や基板(チップ)が故障する危険性がある。
・時間と材料費がかかる

使用する工具と材料も増えるけど、圧倒的な強さを誇る上級コース。
その強靭な接合力は、初級、中級の比ではない!!
正に半永久的なタフネス仕様!?

その代わり リスクが高いのが玉にキズ。

それでも番外編のミニルーターさえ使わなければ
フラックスセットも500円ちょっとだし
金額的にも大きな出費ではありません。

ただし、くどいようですが
電池の温度上昇は電池の破損だけでなく
電池寿命も短くしてしまいます。
何度も練習して自信をつけてから本番に挑もう。
以上、マニアックな上級コースでした。



この記事へのコメント
長編の分解記事お疲れ様です。
とりあえず私は中級編で行こうと思いますが、家の半田ごてが銀半田用なんで、W数小さいのを買ってきたほうがいいですかね(ちなみに60Wです)。
しかし、意外とFCもGBも電池切れないような気がしませんか?
Posted by そうてん at 2007年06月25日 10:00
この度リンクしました。
なにか不都合がありましたら連絡お待ちしております。
Posted by ふじおか at 2007年06月25日 16:56
そうてんさん
自分が使ってるのも、基板用の温度が低いタイプではありません。
だから、作業中に気が気じゃないんですよ。
基板が高温になる前に短時間で半田付けを終わらせられば大丈夫だと思います。
後は、作業する人の慣れ次第でしょうか。
でも、半田コテの値段も高くはないから
新しいコテと一緒に安全を買うのも選択肢の一つかなと。

ふじおかさん
特に不都合はありませんよ。
ただし、アダルト系はご遠慮くださいませ。(笑)
Posted by 管理人 at 2007年06月26日 00:09
P.S. 
確かに、バッテリーバックアップは、けっこうしぶとい!!
こちらは、ゲームボーイはバッテリー切れあり、ゲームボーイカラーはセーフです。
記事中のカートリッジは練習に使いました。
Posted by 管理人 at 2007年06月26日 00:31
電池って爆発しませんか?
Posted by anonymous at 2010年02月26日 03:34
上の方に注意書きがありますので読んでいただいたとおりの解釈をすればOKです。
Posted by 管理人 at 2010年02月27日 22:58
100均にもドライバーって売ってますか?
Posted by オヤジペンギン at 2011年10月05日 19:49
100均でヘクスローブの特殊ドライバーなら置いている店もあるけど、それ以外の特殊なのは見たことなし。
+、−なら普通にありますけど。
Posted by 管理人 at 2011年10月06日 18:40
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