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スナイパーエリートV2(X360)


◆2012年度作品 ◆発売元 UBIソフト
◆対応ハード プレイステーション3、Xbox360、WiiU
◆ジャンル サードパーソンシューティング ◆CERO D

 第2次世界大戦のドイツを舞台に
V2ロケットに携わっていた5人の標的を仕留めるべく潜入した
スナイパーの活躍を描く3人称視点のシューティングゲーム。

sniper-elite-v2-01.gif

 プレイヤーが操作する主人公を
チョイ斜め上後方から見た3人称視点で制作された
サード・パーソン・シューティングゲーム。(TPS)
射撃、姿勢、移動、段差の上り下り、障害物に身を隠すなど
主人公が行える基本的な動作、戦闘のシステムは
TPSとしてはスタンダードな作りですが
スナイパーライフルでの狙撃に重点を置いた内容になっており
ここが本作最大のセールスポイント。

第2次世界大戦物のTPSやFPSは数々あれど
最初から最後までスナイパー(狙撃兵)一筋のゲームは数が少なく
ある意味貴重・・・と言うことで今回は
獲物を狙う狩人の気分になれるゲームを取り上げたいと思います。

 ちなみに、移動や戦闘の基本的なゲームシステムに
TPSを採用しているゲームは多々ありまして
システムは同じTPSでも
謎解きを加えストーリーを重要視して作ればアクションアドベンチャー。
ジャンプや緊急回避、パンチなどのアクション要素が多ければ
アクションシューティング・・・ってな感じで
1つのゲームにいくつもの内容が盛り込まれているのが実情であります。
どの要素がメインなのか
また、プレイする人の感性でも判断が分かれるくらい
ここ十年来ジャンル分けが難しくなってきた感があります。

 そういった意味で本作は
ストーリーはあるものの淡々としており謎解きがある訳でもなく
アクション要素が多い訳でもなし。
余分な贅肉をそぎ落とした、ほぼTPSのまんまなので
ジャンルはTPSとだけしておきました。

 しかし、ただのTPSではありません。
遠くの敵に1発必中!! スナイパーライフルが主力兵器なのですよ。
状況に応じてサブウエポンとして
サブマシンガン、ハンドガンを使えますし
入手できる数は少ないものの、手榴弾や地雷などの爆発物も使えます。
敵が侵入してそうな場所にトラップとして設置できる物もあり
やりようによってはトラップも使った戦術的な戦い方も可能になります。

ただ、単独で潜入する任務なので仲間はおらず1人きりで戦います。
 ↓ 廃墟と化した街を行く主人公。

sniper-elite-v2-02.gif

 そして、もう一つは部分的にステルスゲームの側面もあること。
砲弾の爆発音に紛れて撃つとか、サイレンサー付きのハンドガンで撃つなど
敵兵に気づかれることなく仕留められるシチュエーションが
いくつか用意されています。
自称「 ステルス・スナイピング・シューター 」の呼び名は伊達ではないようですね。

もちろん、強制的に銃撃戦になる場所もありますし
ステルス可能でも敵兵に見つからなければの条件付きであります。
見つかったら最後、遠く離れた距離でも
 サブマシンガンごときで
  こちらに正確にペチペチと弾を当ててくる
   射撃だけは凄腕の敵兵どもを相手に銃撃戦になってしまいますぞ。
※ 敵兵の行動パターンはアホなので、その点は楽。

sniper-elite-v2-03.gif

 むしろ、ステルスより派手な撃ち合いになるパターンが多く
近距離はサブマシンガンやハンドガンでも対応できますが
中、遠距離はスナイパーライフルの独壇場。
スナイパーライフルは選んだ難易度により弾道が
重力の影響を受ける、または重力+風の影響を受けるようになるため
初心者用難易度以外を選ぶと
スコープの中心に敵を捕らえるだけでは命中しませんぞ。
※ 難易度カスタムを選択すれば
敵の強さ、重力、風、アシスト機能をそれぞれ自由にON、OFFできます。

 それとですね、本作はキルカメラの演出が絶妙に効いており
プレイヤーの気分を盛り上げてくれること請け合いです。

sniper-elite-v2-04.gif

ヘッドショットなど敵兵が即死する一撃を与えると
銃口から発射された弾丸が命中するまでスローモーションに。
この時レントゲン写真で見ているかように骨や内臓が映し出され
弾丸が貫いていく描写があり、グロいながらも達成感すら味わえるんですよ。
本作の、もう一つのセールスポイントと言えるでしょう。

即死しなかった時でも、倒れた敵兵が衛生兵を呼んだり
他の兵士が倒れた兵士を担いで連れ帰ろうとする場面に遭遇することも。
これは救護の兵士も狙撃するのが鉄則ですよね〜。
また、狙撃は距離が遠ければ遠いほど、ヘッドショットか否かなどの条件で
高い点数を得られるので点数稼ぎの面白さもあります。

 できれば敵に発見されずに倒せるものなら倒し
見つかったら見つかったで盛大に撃ち合い敵を殲滅。
そうこうしながらミッションの目的を達成していく。
大まかには、そんな感じでゲームを進めていきますぞ。

 先述のとおり、スナイパーライフルでの狙撃がメインのゲームであり
これまでのバリバリと撃ちまくるゲームとは
一線を画した作りで趣が違うところが本作の持ち味。
でも、敵に気づかれないよう慎重に進みステルス重視で遊ぶもよし
危険を承知でズカズカ進んで行って
終始銃撃戦を楽しむのも遊び方の一つではあります。
プレイスタイルは人それぞれですから。

 スナイパー・・・この言葉に興味があって、TPSに抵抗のない人なら
一度試してみる価値はあると思うんですけど
ミッション数が11しかないのが困り物。
DLCでヒトラー暗殺ミッションがあるようですが、それを入れても12。
キルカメラの演出とか良いところもあるのに
そこらへんがチョッと残念かな。







この記事へのコメント
お、これは面白そうですねー。
ゾンビとかホラーとかじゃないTPSなら、私も安心して出来そうですw
Posted by 二条ジョウ at 2013年09月05日 23:26
狙撃ならではの1発の銃弾の重さと言いますか、外したくない外せない緊張感があって良かったです。
Posted by 管理人 at 2013年09月07日 22:38
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