◆ハード セガサターン ◆ジャンル シューティング
数千年前 科学が発達し栄華を極めた旧世紀の文明が崩壊した。
遺伝子操作で人類が作り出した生物兵器に
今もなお、脅かされながら生きる人々。
荒廃した世界を舞台に、ストーリーに沿ったステージ構成で
繰り広げられる、サターン初期の傑作3Dシューティングゲーム。
このゲームは 思わずストーリーに引き込まれてしまうほど
世界観の出来が秀逸です。
旧世紀の遺跡から発掘した兵器で巨大な力を得た帝国と
同じく旧世紀の力を得た周辺国家との戦乱。
そして 帝国が新たに発掘した遺跡から発見された2つのDユニット。
このDユニットの暴走に巻き込まれたのが
パンツァードラグーンの主人公「カイル」で
彼自身がDユニット、つまりドラゴンに乗って
もう片方のドラゴンを倒すため、追跡を開始。
こんな感じのストーリーでゲームが進行します。
まずは功撃手段の説明から。
ボタン連打で通常弾であるバルカンと
照準を敵に合わせてロックオンしてから
溜め撃ちで発射するホーミングレーザーの
2種類の功撃方法を使い分けながら攻撃します。

次に 攻撃する方向を L、Rボタンで90度ずつ変更します。
主人公が、乗っているドラゴンの正面を向いている時が
ドライブモードで、ドラゴンの上下左右への移動と
攻撃を行い、敵弾の回避が可能。
また、ドラゴンの右か左、後ろを向いている時を
シューティングモードといい、射撃中心で回避は不可。

この点を踏まえて、画面右上のレーダーに映る敵の位置を確認しながら
視点を切り替えて敵に対処します。
簡単に説明すると、こんなゲームです。
敵の出現、功撃パターンも色々で変化に富み
ゲームの世界観ともマッチしたメリハリのあるステージ構成
個性的なボスキャラなどなど。
ドラゴンを操りながら迫り来る敵を撃ち倒す
シューティングゲームの面白さが一杯詰まっています。
サターンは、処理能力の関係で3Dのグラフィックが弱く
多少粗い画像で、画質的には見劣りしますが
ゲーム性はバッチリなのでオススメです。
面白いか面白くないかは、実際にプレイしないと分らないでしょうが
シューティング好きには、本当に面白いゲームでしたよ。
今なら 激安なので、財布にも優しいから
これを機会に、未プレイの人にも遊んでいただきたい一品です。
ところで、ドラゴンをドラグーンと読むのは、ドイツ語読みかな?
ある意味1と2は家庭用でなければ出来ない作りだったかと思います。(3はちょっと、、、)
個人的にアーケードならアーケードならではの家庭用なら家庭用ならではのポイントがあればと思っているのですが、コレはPS、SS、SFCの時代の家庭用シューティングの中で最も評価しているもののひとつです。
(でもアーケードで体感筐体で出来れば面白いかも、と思ったのは秘密です)
プレイしているうちに、のめり込んでしまいましたよ。
全体的にバランスが取れているというか、作り手のセンスの良さを感じます。
(体感筐体で となれば、ドラゴンに乗ることになりますが・・・面白そうです。)
5面だったと思いますが、ボスが砲弾を画面全体にぶっ放すんですよね。イージーモードでも苦労した記憶があります。