◆ハード PCエンジン ◆ソフト HuCARD・・・?
◆ジャンル 対戦格闘
6つの流派からそれぞれ代表が集結
世界最強を賭けて女性拳法家が戦う対戦格闘ゲーム。

古代呪術を取り入れることにより
獣や自然現象の力との合体を可能にした超拳法「 艶獣拳 」。
派生した様々な流派は互いに競い合い
最後に残った6人が雌雄を決するべく
戦いの舞台に降り立ったのであった。
ゲームのタイトルからして
カプコンのストリートファイターIIのパクリ・・・もとい
パロディと申しましょうか、遊び心が感じられる一品。
社名が怪しさ無限大のハッカーインターナショナルは
任天堂の認可を得ずにファミコンのゲームソフトを
製造販売していた前科があるメーカーなだけに
PCエンジンのゲームソフトである本作においても
当然のようにNEC不認可のまま発売しております。
しかも、希望小売価格 9,800円(税別)という強気の価格設定。
そうなんです、ご存知の方も大勢いらっしゃると思いますが
アダルト系のエロチックなゲームなので
とても任天堂やNECから許諾を得られるような代物ではないのです。
まぁ、需要があるから供給されているんでしょうけど
それでは、ハードメーカー非公認のゲームソフトであり
PG15指定(15歳未満はご遠慮ください)に指定されている
脱衣対戦格闘ゲーム、ストリップ・ファイターIIの
驚愕の内容をお伝えいたしましょう。
※ 要注意
15歳未満の人はブラウザの「 ← 」をクリックするなどしてお戻りください。
ゲームシステムは
通常技や必殺技で攻撃を加え
対戦相手の体力ゲージを削って倒す。
2本先取すれば勝ちという対戦格闘ゲーム定番の仕様です。
対戦格闘ゲームに慣れ親しんだ方なら
システム的にはなんら問題はないでしょう。
ただ、2ボタンのコントロールパッドを使った場合
ボタン数の少なさからパンチとキックを
セレクトボタンで切り替えなければならないクソ仕様なので
できれば6ボタンコントロールパッドでプレイしたいところであります。
ゲームをスタートすると
まずキャラクター選択から。

6人の女性拳法家はいずれ劣らぬ個性派揃い。
左から
鷹女 ベラ、狼女 マーサ、蛇女 メデューサ
龍女 ニーナ、雪女 ユキ、熊女 アマンダ。
さらに、キャラクターの見た目の濃さもさることながら
ユニークを遥かに通り越して異様としか思えない技の数々も本作の見所。
ムネやオシリを露にして戦う様は品性のカケラもありませんが
バカゲーと思えば不思議と許せる気がしないでもないような・・・。

他の対戦格闘ゲームをパクリ・・・もとい
参考にしている必殺技の数々や変な動きを笑い飛ばせればまだよし。
通常技はパンチとキックそれぞれに弱、中、強の3段階だけど
技のモーションは同じでスピードが違うだけの手抜き工事。
もちろん、操作性もイマイチ。
キャラクターはグラフィックパターンが少ないため
動きがカクカクしてぎこちない。
回避不能のハメで対戦相手に連続で攻撃がヒットしやすい。
といった具合に
おおよそ対戦格闘ゲームとして破綻した作りになっているのも見逃せませんぞ。
「 おまえら、どうせエロが目当てなんだろ。」
確かに仰る通りなんですけどね〜
ここまで開発者の本音&言い訳を垣間見られるゲームは珍しい。
で、肝心の脱衣シーンは
どちらも同じポーズなのはいただけませんが
対戦相手に1回勝つと水着姿、2回勝つとスッポンポンになります。
ところが、キャラクター選択画面と脱衣シーンでは
まったく違う人物になっているんですよ。
例えばこの人。
近頃話題のギリシャ出身、メデューサの場合。

画像左、キャラ選択画面
画像中央、ゲーム画面
画像右、脱衣シーン。
どこかの外人女性の写真を加工して使ってるんでしょうなぁ。
さて、脱衣対戦格闘ゲームの本作は
変な動きをする濃い女性キャラクターは
バカゲーのノリで楽しむことも可能ですが
手抜きか実力か定かじゃないけど
ゲームとしては完成度が低いのが最大の欠点。
ゲームの方がオマケだとしてもですね、この点は残念であります。
どちらにしても話のネタとして楽しめればラッキーと割り切ってしまえば
プレイした際に何とも言えない高揚感を堪能できる・・・かな?!
クソゲーであると同時にバカゲー。
ゲームにだってゲテモノは存在するのでありました。
値段が高いしパクりだし操作性悪いし、このゲームは売れたのでしょうか。
しかもUってことはTもあるのでしょうか………恐ろしいですね。
技のお下劣さが何とも言えない素晴らさ・・もとい
もはや笑うしかないのは非認可ゆえに成せる技なんでしょう。