ゲーム機別 記事 リンク
ファミコン、セガ マークIII    PCエンジン、メガドライブ
スーパーファミコン、ネオジオ    プレイステーション、セガ サターン
ドリームキャスト、ゲームキューブ    プレイステーション2、Wii、その他
ゲーム機、周辺機器、分解の記事はこちら











ゲームボーイポケットの液晶が、( ̄□ ̄;)


 手ごろな価格まで下がってきたレトロゲーム機を
興味本位でボチボチと買い続けて幾星霜。
まだ見ぬお宝を地元で捕獲するのは限界に達した感があります。
ネットを使えば捜索範囲が格段に広がると重々承知いたしておりますが
ショップに実際に足を運んで見て回る楽しさは捨てがたいのですよ。

 ・・・などと、前置きはさておき
数年前に捕獲したゲームボーイポケット(ピンク)の液晶が
いつの間にかヒドイ事になっておりました。

boy ekisyo01.jpg

なんと!!
いったい何が起こったというのでしょう。
液晶の中心から円状に
何物かが波打ったように付着しているではありませんか。
液晶は透明のアクリル板で保護されており
外部からの侵入は絶対にありえません。

もしかして、液漏れですか?!

原因はともかく、ダメだこりゃ。
後日、運良く同じ色のゲームボーイポケットを
捕獲できたから事なきを得ましたけどね。

 さて、目の前にある使い物にならないボーイ君。
普通の人なら捨ててしまうところでしょうが
ココの管理人は普通じゃない・・・オイオイ。

名づけて、捨てられない症候群。

しかしですね、世の中には
捨てなかったのが幸いすることもあるのです。

 こちらが最近入手したゲームボーイポケット(レッド)。

boy ekisyo02.jpg

なんと!!
いったいどうしたことでしょう。
液晶画面の周囲の黒っぽい枠が所々剥げているではありませんか。
透明のアクリル板内部の色が剥げており
外部からの要因で起こりえないのは明白です。

この異常は買う時に気づいてたけど、レトロゲーム機は一期一会。
よほど状態がひどくない限り捕獲するのが鉄則であります。(個人的に)
とはいえ、よ〜く見ると気になりますなぁ。

 そこで、こんな時に頼りになるのがジャンク品。

そうです、あの液晶が半分死んでいる
ゲームボーイポケット(ピンク)の登場です。

ってな訳で、今回の作業は
ピンクのアクリル板とレッドのアクリル板の交換であります。

まず、ピンクの本体を分解しましょうか。
Y型の特殊ドライバーで本体6箇所のネジを外したら
基板の3箇所の+ネジを外す。
次に本体から液晶を取り外すため小型の−ドライバーを使って
こんな感じで慎重にグリグリとやってみる。

boy ekisyo03.jpg

両面テープで止めてあった液晶を本体から剥離完了。

boy ekisyo04.jpg

こうして見ると液晶の状態がよく分かるけど
・・・・・「 く、くっさぁ〜 」
暖めた酢のような臭いが、ツンと鼻を突いてきました。
いかにも体に悪そうな異臭が漂ってまいりましたぞ。

 用があるのはアクリル板なので
臭い物は遠くに放って置いて作業続行。
内側に傷を付けないよう慎重にやってみよう。

同じく両面テープで止めてあったアクリル板がこちら。

boy ekisyo05.jpg

裏面に付着している硬くなった粘着剤をシールはがし液で
少しずつ溶かしながらキレイにした後
めがねクリーナー液でクリーニングしておきます。
※ いずれも100円ショップのヤツです。

 さぁ、今度はレッドの番です。

ピンクは液晶の状態をよく見たかったのと
アクリル板を上手く剥がせるかテスト(確認)も
兼ねていたので本体を分解しました。
しかし、レッドは分解せずに外側から一発勝負を仕掛けますぞ。

カッターナイフでザックリと。

boy ekisyo06.jpg

「 あらっ? 」
いともアッサリと取れるレッドのアクリル板。

なんと!!
いったい何が起きたというのでしょう。

boy ekisyo07.jpg

左の画像にご注目いただきたい。
どう見ても、接着剤で貼りつけた跡ですな。
しかも、液晶の上にはホコリがちらほら乗ってる。
アクリル板の黒枠が剥げて付着しているのが黒い部分で
アクリル板の裏には粘着力が弱まった両面テープ。

 要するにですね〜

何らかの理由により、前の所有者がアクリル板を接着剤で貼り直した。
 ↓
しかし、接着剤では付きが悪く剥がれてしまった。
この時、黒枠の色が剥がれ落ちる。
※ ABS樹脂とアクリル樹脂を接着できる接着剤ってあるんですかね〜?
 ↓
今度は両面テープで貼り直した。

なるほど、アクリル板の黒枠の色が所々剥げていた謎が解けましたぞ。

前の所有者だった少年が・・・・いや、待ってくれ。
少年が赤い色のゲームボーイポケットを欲しがるだろうか?

ウム、私の推理では前の所有者は少女である。
間違いあるまい。
そして修理を兄に頼んだのだ。(父に頼んだ可能性も否定できないが。)
なぜなら女はメカとか修理は大の苦手だからである。
おそらくアクリル板に大きな傷を付けたのだろう。
たまたま壊れたゲームボーイポケットがあったので
アクリル板を外して交換したってのが真相なのでありますなぁ。

 え〜・・・妄想はこれくらいにして作業再開。

固まった接着剤がゴツゴツしてるのはNGであります。
このままだと両面テープの粘着力を発揮できないので
ナイフ、ヤスリを使って削り取って平らにしますよ。
でも、すぐ隣には液晶があり作業には細心の注意を要します。

そして、納得がいくまで接着剤が取れたら
削りカスや、液晶に付着しているホコリを払う清掃作業開始。
エアダスターでシュッと吹き飛ばしてから
OA用などのクリーニングクロス(めがね拭き可)で拭き取り
同時にアクリル板の裏もキレイにフキフキしておきます。

最後にアクリル板の黒枠部分に両面テープを貼り
レッドの本体にペタッと貼り合せる。
ついでなので黒枠の剥がれたアクリル板はピンクにペタッ。

boy ekisyo08.jpg

これにて交換作業は終了であります。

ただ、一つだけ問題があるんですよ。
この2台のゲームボーイポケットですが
レッドは電源LEDのない初期型で
ピンクは電源LEDのある後期型。

電源LEDのないレッドに電源表示のある透明アクリル板が付き
電源を入れてもLEDは点灯しません。
電源LEDのあるピンクに電源表示なしの透明アクリル板が付き
電源を入れればLEDは点灯しますが、黒枠でLEDは見えません。

・・・・・まぁ、いいか。


最後に半壊した液晶の映り具合をご覧いただいて終わりにしたいと思います。

boy ekisyo09.jpg

液晶画面が、スゲー見辛い以外は正常に動作していても
これじゃ、まともにゲームができませんぞ。




この記事へのコメント
ネットで買えばすぐ手に入るのに和えてショップで苦労して手に入れたい気持ち…。すごくわかります!
Posted by HAYATO at 2011年12月11日 10:29
レトロゲーム機は中古しかないので、できれば現物を見てから購入するかしないかを判断したい気持ちもあるんですよ。
それに地元の経済の活性化に一役買って・・・そんな言い訳してないで、そろそろネットで探すべきでしょうね。
Posted by 管理人 at 2011年12月11日 17:31
何があってそんな液晶画面になったのでしょうか……。
しかしそれを捨てずに、新品を買わないで修理する管理人さんにレトロゲーム愛を感じますな〜
Posted by スターマン at 2011年12月11日 20:19
同じ場所に保管していたのに壊れたのはこれ1台だけ。
なにがなんだか訳が分かりません。
ちなみにレトロゲームに愛はありませんが愛着はありますよ〜。
Posted by 管理人 at 2011年12月12日 18:44
こういう記事を上げてくれるのは勉強になります。これからも?よろしくお願いしますw
Posted by ななし at 2011年12月13日 15:37
また何らかのトラブルが発生したら、解決してもしなくても記事にしたいと思ってます。
・・・いつになることやら?
Posted by 管理人 at 2011年12月13日 18:52
アクリル板じゃなくて液晶を交換すればよかったのに
Posted by 00 at 2011年12月20日 12:39
ピンクは部品取り用にもなると考えて捨てずに残しておいた物で、レッドを生かすためにアクリル板を使ったのでした。
Posted by 管理人 at 2011年12月20日 18:18
ショップ実際に見て買うのがまた良いんですよね。
私も大いにわかりますぞ。

・・・ただ、どうしてもな時は迷わずネットを使っちゃいますけどねw

ところで今回の記事は、前にゲームボーイのアクリルがおかしくなっちゃった私にとってとてもためになる記事ですねw
まさにコレの通り修理していけば私のゲームボーイも復活を遂げると言う事ですね!

いやしかし、最近近所のハードオフ、旧型タイプのゲームボーイをいきなり値上げしてしまった様で、ジャンクの傷つきでも値が張るのばかりでなかなか手を出せない状況であります。。。

しかも、旧型はなかなか無いときました。。。
交換用でジャンクを買うにしてもそれが見つからないのであれば、これはもう、ちゃんとしたのを買ったほうが早いって奴ですかねw
Posted by 二条ジョウ at 2011年12月28日 01:40
地元に無いときは素直にネットで探したほうが早いですよね。
どちらにせよ価格に納得できるかどうかってのも重要で
高いと躊躇してしまい、ボッタクリは止めてくれろ〜って感じになってしまいます。

実は地元のリサイクルショップも一部のレトロゲーム機が数年前より値上げしていて
そちらでも同じ状況なんだな〜と思いました。
ポケットだとほぼ2倍にアップ、それでも2000円前後の出費でした。

交換するとしても、やっぱり価格次第。
手間のかからない、ちゃんとしたのを買ったほうが楽なので、そこらへんはケースバイケースで判断してくださいませ。
Posted by 管理人 at 2011年12月28日 18:50
いきなり失礼します。
自分も中古で買ったワンダースワンがこんな感じで原因を調べていたんですが、
どうやらこれは「偏光板不良」というものらしいです。
偏光板を交換してやれば直るみたいです。
間違っていたらすいません。参考までにどうぞ。
Posted by 。 at 2012年10月30日 21:13
偏光版とやらの入手が難しそうですし、ピンクのボーイは部品取り用のまま余生をおくることになりそうです。
Posted by 管理人 at 2012年11月01日 19:08
画面の汚れ方が惑星みたいですねw
Posted by ゆい at 2014年02月22日 23:53
この破損した漏れ液晶の匂いが、けっこうきつくて困りました。
Posted by 管理人 at 2014年02月26日 22:24
同じような状態になりました。
完全には治らないんですね..参考になりました。
Posted by tani at 2016年09月17日 18:57
投稿から約5年後より失礼いたします。

記事、拝見いたしました。
お酢臭く劣化した液晶は、通称「ビネガーシンドローム」といわれる劣化症状と思われます。

簡単に言うならば、液晶のとある部品が劣化して、化学変化により酢酸ガスが発生して使えなくなるのです。

もしよろしければGoogleで検索してみてください。
なかなか面白い現象です。
Posted by ToriG at 2017年01月24日 23:36
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

※半角英数字のみのコメントは投稿できません。

この記事へのトラックバック
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。