◆ハード メガドライブ ◆ジャンル アクション
前年に稼動を開始したカプコンのアーケードゲームを
セガの家庭用ゲーム機メガドライブへ移植したもの。
凝ったステージ構成と派手目の演出が好印象のアクションゲームです。
忍者を前身とした暗躍集団ストライダーズに所属する「 飛竜 」は
世界を牛耳る 冥王「 グランド・マスター 」を葬り去るべく立ち上がる。
常人を遥かに超える戦闘力を持つ飛竜は
「 サイファー 」と呼ばれる光の剣を武器に全5ステージを闘いぬきます。

縦、横にスクロールするサイドビューのアクションゲームで
ボタン操作は方向ボタンと攻撃、ジャンプの2ボタン仕様。
スライディング、天井や壁に張り付き移動も可能です。
ジャンプの高さや飛距離は常に一定
ジャンプ中の軌道修正はできないなど
昔のゲームらしくいたってシンプルな作りになっております。
ライフ制と残機制を採用。
アイテムによる回復やパワーアップ
飛竜を支援してくれるオプションのロボットも付けられます。
オプションロボットは3種類あるのですが
場所によっては役に立ったり、立たなかったり。
また、プレイヤーのレベルに合わせて難易度が変わります。
(難易度EASYは変化なし)
それに、制限時間もあるので
のんびりとゲームをプレイする事はできませんよ〜。
本作のステージは全長は短めだけど凝った作りが特徴で
急な傾斜、上下が反転、乗り物、トラップなどや
行き先(出口)が分かりづらかったりとか
これまでにはない大胆さがあって目新しく感じられました。

画像左、ヒョウ型のオプションロボット。
画像右、意味不明の言葉を吐きながら襲いかかるアマゾネス。
反面、敵キャラの配置は平凡かと思いますが
ゴリラ型ロボットのメカポン、中国3人娘
キャプテンひげ丸Jr、アマゾネス
はてはティラノサウルスまでが登場する様は、意外とイケてる?!
でも、どこかで見たようなキャラばかりなので
オリジナリティは低いけど
それをあまり感じさせずに進むテンポの良さはあります。

画像左、パワーアップして射程が延びたサイファー。
画像右、爆発に追われながらぶら下がり移動中の飛竜。
ぶら下がり中にダメージを受けると落ちるので要注意。
なお、ステージ間にストーリーが語られるシーンもあります。

配下に「 あのおかた 」と呼ばれているグランド・マスター。
最終ステージ 第3の月の都にて待機中であります。
当時の家庭用ゲーム機としては
16ビットCPUのメガドラの性能で
キャラクターも大きめの迫力あるゲームが楽しめた一本。
操作感は やや大雑把ながらダイナミックなゲーム展開に
魅せられるアクションゲームの優良作です。
とにかく、ステージの仕掛けなど
気をつけなきゃいけない箇所を覚えて対処していくのが一番。
と言うか、これはどのゲームにも当てはまるんだけど
ストライダー飛竜は、特に細かなボタン操作よりも
仕掛けを覚える方が先じゃないかな〜、そんな気がします。
アクションゲーム好きなら、一度はプレイしても損はないゲームでしょう。
☆ 裏技コーナー
・コンティニュー
ゲーム開始直後にグランド・マスターが上がっていく画面で
A、C、B、C、Aの順に押すと3回コンティニューができる。
・オプションロボットを消さない
二足歩行オプションを2つ取って、ヒョウ型オプションが出たら
ヒョウ型は取らずにわざとダメージを受け二足歩行オプションを消す。
次にヒョウ型オプションを取ったら、ヒョウ型が二足歩行に戻るまで待つ。
すると、オプションロボットが付いたままになる(消えない)。
ただし、飛竜が水中などに落ちて死ぬと消えてなくなる。
「回転機能の無いメガドラ」でいろいろ回したりするなど、メガドラが悲鳴上げそうな傑作ですよね。
スライディングが気持ちよくて意味なくやったものです。
意表を突くような仕掛けもあってプレイヤーを飽きさせない作りは秀逸。
総合的にみて100点はつけられないけど、当時は定価で買っても十分すぎるほど元が取れるゲームでした。
スライディングは確かに気持ちいいかも。