◆ハード メガドライブ ◆ジャンル アクション
漫画家「 赤塚不二夫 」の原作を元にゲーム化された
メガドラ初期の横スクロールアクションゲーム。
イヤミとチビ太に捕まった弟たちを助けるため
襲い掛かる奇天烈な敵を相手にパチンコ片手に戦う
おそ松くんの活躍を描いた曰く付きの代物です。
ちなみにパチンコとは
Y型の棒にゴムひもを付けて、金属製の球や小石を飛ばす道具。
英語でスリングショット、狩猟用の武器にもなります。
さぁ、今回ご紹介するのは、名は体を表すを地で行く
ある意味メガドラソフトの中でも有名な
ぶっちゃけ 巷でも悪名高い「 おそ松くん 」に決定いたしました。
「 無料で差し上げます 」と言われても
ほとんどの人が「 いらない 」と答える究極の一品です。
とりあえず貰える物は何でも貰っちゃうクセのある人とか
本作の実態を知らないレトロゲーム好きとか
ゲームの内容を自分の目で確かめないと気がすまない人以外は
残念ながら手を出さない、出せない、出したくないゲームになっております。
まず、簡単にゲームの流れを書くと
・パチンコやアイテムで敵を倒す。
・敵を倒すなどしてリボンを集めてミニゲームや買い物ができる。
・中ボス、大ボスを倒してパワーアップ。
まぁ、こんな感じでしょうか。
もちろん、敵を倒すだけのプレイもOK。
次はゲームのラウンド(ステージ)を覗いてみようかな。
おそ松くんのラウンド数は3つで
ラウンド1 桃太郎の世界
ラウンド2 白雪姫の世界
ラウンド3 恐竜の世界になってます。
↓ この画像では、左がラウンド1で、右が2です。

よく見ると背景は色が違うだけだったりします。
さらに、ラウンドはたったのこれだけ? と嘆きたくなりますが
これくらいは、まだまだ序の口です。
また、建物の入り口から入ると
別の場所にワープする仕組みになっていて逆戻りする事も。
正しいルートを選べば最短でボスの所まで行けます。
そして、入り口には
アミダくじ、スロットマシンが遊べる所もありますぞ。
いわゆるミニゲームってやつです。

しかし、全然、無くたってヘッチャラ〜。
プレイヤーを足止めするためのトラップと考えてよいでしょう。
つまり、このゲームを少しでも長くプレイさせるのが目的。
最初の1回は引っ掛かっても、2度目は無いぐらいの出来栄えです。
でも、これは無いよりはあったほうがマシ。

おそ松くんのアイドル「 トト子 」ちゃんの店で
リボンと物々交換してくれます。
とりあえず「 はなび 」でも買っとこうかな。
さて、小っ酷い評価を下されて
長い間 メガドラ界の伝説的クソゲーと蔑まれてきた? おそ松くん。
決して少なくないセガの汚点の中の一つかな〜。
ただ、原作に登場したキャラクターが
妙に面白おかしく描かれてて(半分イッちゃってますが)
パッと見た感じは、けっこう楽しそうであります。
実際に、それなりには遊べるのですが
ステージ(ラウンド)数の少なさや
全体的に単調でダルイ戦闘など、作り込みの甘さが目立つので
そこで評価を大きく下げる結果となったんでしょうねぇ。
当時は最新鋭のゲームマシンだったメガドライブでしたが
肝心のゲームソフト自体は、見た目のグラフィックが良くなっただけ。
ファミコン全盛期にゲームの質の低下が叫ばれていた時期に
割と高い確率で遭遇した難のあるゲームと同じ穴のムジナであります。
セガで言う所のマークIIIのソフトと比べても
見た目以外での変化、あるいは進化を期待するのは
時期的に考えて無理があるのは仕方ないと思うけど
もう少し何とかできなかったのか!?
悔やまれます・・・・・ゲームの完成度? 買ってしまった事?
う〜ん、両方だったりして。
まあ、当時はメガドラもっていなかった事と、なんかやばそうな雰囲気を感じたので手を出そうと思った事はなかったんですけど(笑)
ゲーム機が新型になっても、内容は旧態依然で
しかも褒められるデキではないという二重苦を背負ってますから。
しかし、仮におそ松くんがマークIII用のゲームとして発売されていたとしたら
、ごく普通のゲームとして認知されていたのでは?そんな気がする今日この頃です。
でもテレビで取り上げられると手を出したくなりませんか?
後で後悔するかもしれないけど、その時はその時でしょう。
欧米のゲームなので日本国内での一般的な流通は無いとのこと。
また、チーターマン2は公式には発売されていないようです。
あぁ〜、でもやってみたいなぁ。(笑)
クソゲーが52本も入ったお買い得商品です・・・が
いくら円高とはいえ海外までクソゲーを探しに行けないから
とりあえず動画を探して楽しむことにします。